「九州地方のきじ馬・きじ車製作技術」が国選択無形民俗文化財に!
「九州地方のきじ馬・きじ車製作技術」が、令和7年3月28日付けで、国が記録を残すべきだと認める無形の民俗文化財(国選択無形民俗文化財)に選ばれました。
本市は貴重な「きじ馬」の制作技術を受け継いできた地域の一つで、国選択無形民俗文化財は、「球磨神楽」に続き2例目です。
「きじ馬・きじ車」は木で作られたおもちゃの一つで、その言い伝えには様々なものがあります。今回の選択では、木工職人である木地師の伝統的な技術を受け継いで作られたものとして評価されました。
かつては九州地方の各地で作られていましたが、現在は一部の地域で継承されるのみとなっています。
また、地域や製作所によって少しずつデザインが違っています。
人吉・球磨地域の「きじ馬」は赤色や黄色などの鮮やかな色合いに2つの車輪がつけられ、「くら」がないなどの特徴があり、他の地域のものと見比べてみるのも面白いです。
雉をまねしたとされる当地域の愛らしい「きじ馬」は大小さまざまあり、キーホルダーやペンダントのほか、手で押したりひもで引っぱったり、大きいものでは上に乗って遊んだり・・・!
土産品としても人気です。
いろいろなきじ馬・きじ車を集めてみるのもよし、同じものを大小揃えてみるのもよし!
人吉・球磨地域にお越しの際は、ぜひお一ついかがでしょうか?
人吉・球磨地域の「きじ馬」