明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、新たな年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
本市を襲った令和2年7月豪雨災害から4年6カ月が経過しました。この間、市民の皆さまの懸命なご努力と国、県、関係機関の皆さまのご支援を頂きながら、早期の復興に向け全力で取り組んできました。
昨年は、被災市街地復興推進地域である紺屋町の土地区画整理事業や命を守る道となる避難路整備のための道路改良工事に着手するなど、本市が目指す未来型復興の礎となるさまざまな施策が目に見える形で着実に進んでいることを日々実感しているところです。
また、台湾出身者が本市の矢岳町に設立した企業と台湾の3つの大学による地域創生に関する協定の締結や、悲願であったSL人吉の里帰りもあり、関連するさまざまなイベントを開催しました。台湾からの来訪者や鉄道ファンをはじめとした多くの方々に本市にお越しいただき、被災前のにぎわいを取り戻す希望を感じた一年でした。
今年は復興まちづくりデザイン会議などによる公民連携を軸とした復興まちづくりをさらに推進していくとともに、健康・子育て・福祉・教育環境の充実といった市民の皆さまの生活の質の向上にこれまで以上に取り組むことで、より住みよさを実感できるまちの実現を目指す一年にしたいと考えています。
今年も市政に対する変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新しい年が皆さまにとりまして明るく、希望に満ちた素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。