人吉市は、熊本県と連名でスーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に向け、内閣府地方創生推進事務局に提案書を提出しました。
スーパーシティ構想とは、住民が参画し、住民目線で、2030年頃に実現される未来社会を先行実現することを目指す国家戦略特区法に基づいた制度です。
令和2年7月豪雨災害は、球磨川の水位が観測史上最高を記録し、本市の中心部などが広範囲にわたり浸水した結果、尊い人命が奪われ、家屋、農地、鉄道、各種施設、文化財などが被災し、市民生活や地域経済に多大な影響を及ぼす未曽有の大災害となりました。
この災害を乗り越え、これからもここに安心して住み続けるために、あらゆる知恵を結集し、次世代につながるまちを創りあげるため、必要な取り組みを迅速に展開していく必要があります。
今回提出する人吉市スーパーシティ構想は直面するさまざまな課題を解決し未来型復興を成し遂げるためのものです。
また、熊本県作成の「復旧・復興プラン」の実現に向けた実効性の確保の項目においても、「球磨川流域版スーパーシティ構想」の検討・実現が掲げられており、熊本県と連携して人吉市スーパーシティ構想の採択に向け、取り組みを行っていく予定です。
【人吉市スーパーシティ構想の概要】
人吉市は、球磨川と共に育まれてきた歴史があり、球磨川は本地域住民にとってのアイデンティティそのものです。
人吉市スーパーシティ構想は、「HITOYOSHI RIVERTY構想」~『防災』と『観光』を表裏一体に ”川”と生き、”川”を活かす、未来型復興~をコンセプトとして、球磨川を中心に、生命・財産を守り安心・安全を確保するという「防」の視点と、球磨川流域の豊かな恵みを享受するという「攻」の視点を表裏一体とし、「球磨川と共に創る みんなが安心して住み続けられるまち」を目指すものです。
具体的に取り組む分野としては、生命・財産を守り安心・安全を確保するという「防」の視点から「防災分野」と、球磨川地域の豊かな恵みを享受するという「攻」の視点から「観光分野」に取り組みます。さらに、「エネルギー分野」、「支払い分野」、「行政サービス分野」にも取り組むこととしております。
詳しくは、以下の提案書概要をご確認ください。
また、スーパーシティ構想については以下内閣府ホームページをご確認ください。
スーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に係る規制改革などの再提案について
内閣府において、有識者から構成される専門調査会が開催され、提案内容や今後の進め方等について議論された結果、全ての提案団体に対し、規制改革などの再提案を求めることとされました。
これを受け、当市はアーキテクト、連携事業者等と検討・協議を行い、令和3年10月15日付で既に提案している防災分野に関し、新たに規制改革事項を再提案いたしました。
詳しくは、以下の市ホームページ内記事をご確認ください。
スーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に係る規制改革などの再提案について
結果について
第53回国家戦略特別区域諮問会議にて、本市においては継続審議(規制改革・先端的サービスの熟度が高まり次第、指定について改めて検討)となりました。
詳しくは、以下の内閣府ホームページをご確認ください。
人吉市スマートシティ推進計画を策定しました!
令和5年3月、デジタル技術を手段として最大限活用することで、地域課題の解決や地域経済の活性化を図り、「みんなが幸せを感じるまち ずっと住み続けたいまち 未来へ挑戦できるまち」を創ることを目的として、人吉市スマートシティ推進計画を策定しました。
詳しくは、以下の市ホームページをご確認ください。