コンテスト開催の目的
人吉市では、令和5年3月に人吉市スマートシティ推進計画を策定しました。
人吉市スマートシティ推進計画における目的と同様に、デジタル技術を手段として最大限活用することで、地域課題の解決や地域経済の活性化を図り、「みんなが幸せを感じるまち ずっと住み続けたいまち 未来へ挑戦できるまち」を目指します。
コンテスト開催のねらい
デジタル活用の機運醸成を加速化するため、地域課題をデジタル技術で解決に繋げようとする民間事業者の取組・アイデア及び人吉市役所における優れたスマートシティ/DX の事例・アイデアを表彰し、市内全域に DX を波及するためのコンテストを開催し、意識醸成を行います。
開催概要
日程
令和5年9月14日(木曜日) 応募開始
10月31日(火曜日) 応募締切
11月下旬 中間報告・フォローアップ
12月15日(金曜日) コンテスト開催・結果発表・市長表彰
応募
地域課題解決型DX部門(12提案)、庁内DX部門(11提案:職員対象)の合計23提案をいただきました。
審査
予備審査により、選定された10提案について、令和5年12月15日プレゼンいただきました。
審査は以下のメンバーで行いました。
人吉市 松岡隼人 市長
総務省地域情報化アドバイザー 森戸裕一 氏 (一般社団法人デジタルトランスフォーメーション推進協会代表理事)
人吉市スマートシティ推進計画策定委員会 副委員長 富山 孝治 氏 (株式会社システムフォレスト代表取締役)
人吉商工会議所 中小企業相談所長 西邨 亮 氏
肥後銀行 人吉支店 人吉ブロック統括店長兼人吉支店 副支店長 原 裕一朗 氏
ひごラボ 金川 俊介 氏 (EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 公共・社会インフラセクターコンサルタント)
結果(敬称略)
【市長賞】
提案者 プラチナコーポレーション ホテルサン人吉 森原 遥
「時給管理計算EXCELの作成・導入/テイクアウト注文受付のデジタル化」
提案概要(取組概要)
料飲部門
- 宴会、朝昼夕食の予約管理のためのSalesforceの導入
- Googleサービスを活用した季節限定テイクアウト商品の予約管理システム導入
宿泊部門
- 各種決済システム対応のためのAir Pay導入
- QRコードによるチェックインシステムの導入
- 各種予約サイトから宿泊予約管理システムへの一括反映
管理維持部門
- シニア世代に優しい従来のタイムカードを保存した時給計算アプリの作成
- 各部屋の清掃ステータスをリアルタイムで反映するアプリの導入
【地域課題解決型DX部門】
最優秀賞 提案者 内布 竜矢 「アユ釣りDX」
提案概要
遠方から来る鮎釣りの方達は、釣りのポイントが分からず、地元の鮎釣り師達にポイントや鮎釣りの方法をレクチャーしてもらうと聞いた。
この地元の釣り師達のコミュニティの場を漁協がデジタル管理すれば、漁協としては地元の遊漁券を定期的に買ってもらうことに繋がり、遠方の方達は釣り師ネットワークに参入しやすくなるため、球磨川に釣りに来れば鮎が釣れるから毎年行くため遊漁券を買ってもらうことに繋がる。
もしくは、漁協がデジタル管理するのでなく、不動産を経営する方が釣り師達をデジタル管理すれば、空き家を1日・1週間単位で貸し出して料金を得たり、釣り師達の拠点にもつながり河川堤防付近への宿泊を減らせると思います。
優秀賞 提案者 森原 遥 「同上」
【庁内DX部門】
最優秀賞 提案者 川内 亮・椎葉 尚子 「スマホ市役所によるデジタル窓口の一本化及び財政負担軽減」
提案概要
市民の利便性向上と職員の負担軽減を図るため、現在は情報の一斉配信のみの運用となっている市LINE公式アカウントの機能拡張を行い、住民が市役所に対しいつでもどこでも手続きなどができる「スマホ市役所」の構築を図る。
加えて、導入する機能拡張システムを活用することで、避難所受付機能や公共施設予約機能など各課が個別に運用している類似システムをLINEに集約し、住民の入り口の1本化と市の財政負担の軽減につなげる。
優秀賞 提案者 樅木 智成 「Googleマップのマイマップを活用した情報共有・発信」
取組概要
Googleマップの地図作成機能(マイマップ)を活用し、独自の地図を作成して、共有化することにより「市民等へのわかりやすい情報発信」「職員間の情報共有・事務の効率化」につなげる。
審査員と受賞者の皆さま
左上から、審査員:原 裕一朗、森戸 裕一、松岡 隼人、富山 孝治、金川 俊介、西邨 亮
左下から、受賞者:樅木 智成、内布 竜矢、森原 遥、椎葉 尚子、村田 優子(株式会社プラチナコーポレーション)、川内 亮
敬称略