人吉市は、令和4年3月22日に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
「ゼロカーボンシティ」とは
環境省により、「2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した地方自治体」を「ゼロカーボンシティ」と定義しています。
人吉市ゼロカーボンシティ宣言文
近年、地球温暖化の影響により、異常気象に伴う災害が世界規模で発生しています。日本においても、過去に経験したことのないような豪雨の発生や台風の強大化など、100年に1度と言われるような災害が毎年のように発生しています。
地球温暖化を防ぐ動きとして、2015年に合意したパリ協定では、「世界の平均気温の上昇を、産業革命以前に比べて2度より十分低く保つとともに、1.5度に抑える努力を追求する」、「今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことなどが世界共通の長期目標として掲げられました。
また、日本においては2020年10月に「2050年カーボンニュートラル宣言」を、2021年4月には米国主催の気候サミットで、「2030年度において、温室効果ガスの2013年度から46%削減を目指す」ことを宣言しました。
本市においても、目指す環境像「安らぎと潤いある快適な生活環境を確保し、自然環境と人間生活が共に輝く美しき千年都市ひとよし」の実現に向け、地球温暖化対策に取り組んできましたが、令和2年7月豪雨により、先人たちの努力によって守り育まれてきた私たちのまち「人吉市」は甚大な被害を受けました。地球温暖化の影響による未曽有の災害を経験した私たちであるからこそ、地球温暖化対策を喫緊の課題と捉え、ゼロカーボンの視点に立った取り組みを推進する必要があります。
私たちは、市民・事業者・行政が一体となって目指す環境像を実現し、美しいふるさとを未来につなげていくため、2050年までにCО2の実質排出量をゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを、ここに宣言いたします。
令和4年3月22日
人吉市長 松岡 隼人
ゼロカーボンの実現に向けた取り組み
4つの目標を設定し、CО2実質排出量ゼロに向けて施策を推進します。
- 人吉市から地球に貢献
・脱炭素社会の実現(復興を見すえた新たな取り組み・ソフト事業による取り組み)
・省エネルギー・新エネルギーの推進(公共施設の取り組み) - 限りある資源を大切にし、有効活用を推進
- 環境教育・学習の推進(環境に対する意識醸成の推進)
- 身近なところから率先行動(私たち市職員から始めます)
ゼロカーボンシティ実現に向けた取り組み(PDF 約1MB) (PDF 1,201KB)
環境大臣からのメッセージ