このことについて、中山間地域等直接支払交付金実施要領第12の規定により下記のとおり公表します。
中山間地域等直接支払制度とは、現在、中山間地域では高齢化が進む中で自然的、社会的、経済的な不利性などから、担い手の減少、耕作放棄地の増加等により農業・農村が持つ多面的機能(水源涵養、洪水防止、土壌の崩壊防止など)が低下し、国民の経済的損失が懸念されることから、担い手の育成等による農業生産活動の維持を図りながら、農地の持つ多面的機能を確保することを目的とし、平成12年度から始まった制度です。
令和5年度においては、5集落が取り組みました。
現在のところ、本市において対象農地は田だけとなっておりますが、急傾斜地(傾斜度20分の1以上)に10アール当たり21,000円、緩傾斜地(傾斜度20分の1から100分の1)に10アール当たり8,000円が交付されています。
この交付金を各集落では農道・水路の管理、景観作物(コスモス等)の作付け等、農業生産の共同活動や担い手の育成、また、農地の持つ多面的機能を確保する共同活動等に使用されています。
本市における令和5年度の中山間地域等直接支払交付金の実績は、下表のとおり交付対象面積788,092平方メートルで交付総額9,660,933円となっています。
また、農用地の維持・管理の実施状況については、米・麦・飼料作物・野菜等が作付けされており、本市で現地確認調査を行ったところ適切に管理されておりました。
協定集落名 | 急・緩の別 | 協定参加者 | 面積 (平方メートル) |
交付額 (円) |
---|---|---|---|---|
上戸越開墾 | 急・緩 |
12 |
103,422 | 2,043,955 |
下田代 | 急・緩 | 40 | 217,120 | 1,956,153 |
大畑麓 | 急・緩 |
22 |
204,571 | 3,082,493 |
木地屋駒返 | 緩 | 7 | 24,341 | 194,728 |
永野 | 急・緩 | 38 | 238,638 | 2,383,604 |
合計 | 119 | 788,092 | 9,660,933 |