計画の目的と背景
近年、過疎化や少子高齢化、既存住宅の老朽化などの社会的情勢を背景として、全国的に「空き家」が増加し、適切な管理が行われていないことによる安全性の低下や公衆衛生の悪化、景観の阻害等、多岐にわたる問題が生じております。
国においても、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって公共の福祉の増進と地域の振興に寄与することを目的として、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が公布されるとともに、民法の改正や相続土地帰属制度の施行、相続登記の申請の義務化など、さまざまな取り組みが行われ、空き家等の対策強化が図られています。
本市においては、令和2年7月豪雨災害により多くの家屋が被害に遭い、解体を余儀なくされましたが、所有者不明等で取り壊しが行われなかった空き家の中には、時間とともに危険度を増している空き家もあり、その対応が急務となっています。
そのような状況の中、今回5年間の第1次計画の満了に伴い、これまでの本市の取り組みを振り返り整理を行うとともに、本市を取り巻く状況や社会情勢の変化を踏まえた総合的な空き家対策をより一層推進するため第2次計画を策定するものです。
計画書
「空家等対策の推進に関する特別措置法」第7条第12項の規定に基づき、第2次人吉市空き家等対策計画を公表します。