橋梁の長寿命化修繕計画とは
人吉市では、今後老朽化する橋梁数の急速な増大に対応するため、維持管理方法を従来の対処療法的な修繕及び架替えから、予防保全的な修繕及び計画的な架替えへと転換を図り、橋梁の長寿命化により、修繕や架替えに係る費用の縮減と平準化を図ることを目的に策定するものです。
また、新技術の活用や集約・撤去の視点からも、橋梁保全にかかるコストの削減や適切な維持管理を進めていきます。
これまでの取り組み及び今後の計画について
平成21年度には、人吉市が管理する橋梁(291橋)を診断するための「人吉市橋梁点検マニュアル」の作成をしました。
平成22年度には、第一期となる橋梁長寿命化修繕計画を策定しました。
平成26年の道路法施行規則改定により5年に1度の橋梁近接目視点検が義務付けられ、人吉市が管理する橋梁(291橋)全ての橋梁点検を実施しました。
令和元年に平成26年度から平成30年度に実施した1巡目点検データを基に、第二期となる橋梁長寿命化修繕計画を策定しました。
今回、令和元年度から令和5年度に2巡目の橋梁点検を実施し、これらの点検結果を基に、橋梁長寿命化修繕計画を改定しました。
今回改定した計画は、全ての橋梁(290橋)の近接目視点検結果を基本に、交通確保の重要性や緊急の対策が必要な橋梁など補修対策や点検頻度の優先度を勘案しながら、予防保全の考え方に立った維持管理に取り組み、地域の道路網の安全性・信頼性を確保してまいります。
※管理する橋梁数について、令和4年度道路改良において橋梁構造から小規模のボックスカルバートに構造変更したため、290橋となりました。
人吉市橋梁長寿命化修繕計画策定の内容
策定した修繕計画の内容については、下記PDFファイルよりご確認いただけます。