【消費者庁公表】「タスク副業」で報酬が支払われるとうたい、実際には高額を送金させる事業者に関する注意喚起
スマートフォンで見ていたSNSに表示された副業に関する広告をきっかけに、「動画をスクリーンショットした画像を送れば報酬がもらえる」とうたう副業に勧誘された後、Telegram等のアプリを使用して、参加費用を支払うタスク副業に誘導された上、作業ミスなどの名目で高額の追加送金をしてしまったなどどいう相談が、各地の消費生活センター等に数多く寄せられています。
具体的な事例の内容
- TikTok等に表示される副業の広告にアクセスすると、LINEにおいて動画を見てスクリーンショットするという副業(以下「スクショ副業」といいます。)に勧誘され、スクショ副業を行うと、数百円程度の報酬が支払われます。実際にPayPayに支払われるので、消費者はスクショ副業によって報酬が支払われるものと信用し始めます。
- タスク専用サイトに銀行口座を含む個人情報を登録するよう指示され、指示に従うと2千円の報酬が消費者の銀行口座に入金されます。
- 低収入タスク副業に勧誘され、タスク専用サイト上において報酬が支払われたように表示されます。
- 数千円の参加費用を支払って高収入タスク副業を行うと、タスク専用サイト上で報酬が支払われたように表示されます。実際にタスク専用サイトから引き出し手続きをすることで、銀行口座から報酬を引き出すことができた消費者もおり、そのような消費者は、高収入タスク副業で報酬が支払われると更に信用します。
- 数万円の高額な参加費用を支払って高収入タスク副業を行うと、消費者の作業内容の誤りにより損失が出たと指摘され、追加送金を求められます。消費者の中には、一切送金に応じない方がいた一方で、追加送金に応じた消費者が返金を受けることも報酬が支払われることもありませんでした。
消費者庁からのアドバイス
- 「簡単に稼げる」と称するような副業を信用しないこと
- 簡単にお金を振り込まないこと
- 見慣れないアプリやウェブサイトに注意すること
- 一人で悩まず誰かに相談、「188(いやや!)」へ電話してみましょう。
【消費者庁公表資料】「タスク副業」 (PDF 2,588KB)
【問い合わせ先】
人吉市消費生活センター 電話番号:188