大切な「家族の歴史」を守る豆知識 ー水害から歴史資料を守るー
令和2年(2020年)7月の豪雨災害では、多くの歴史資料が流出しました。
歴史資料というのは、文化財に指定されているものだけではありません。
市民のみなさまがお持ちの、写真、絵、日記、手紙、賞状などには家族の思い出がたくさん詰まっており、これらの「家族の歴史」を水害で失うことは、「地域の歴史」を失うことでもあります。
市民のみなさまの思い出を守ることが「地域の歴史」を守ることにつながります。
そんな大切な「家族の歴史」を守るための豆知識をお知らせします!
万が一「家族の歴史」が水害を受けた際の応急処置
・水に濡れた紙の応急処置
通気性のよい場所で陰干しをします。水濡れがひどい場合は、新聞紙の上にペーパータオルを敷き、その上に乗せて水気を取り除きます。カビを防ぐために消毒用エタノール(エチルアルコール)を噴霧するのもよいでしょう。作業を行うにあたっては、マスク・ゴム手袋等を着用しましょう。
【ペータータオルの使い方】
・写真の応急処置
水をはった容器の中で、ゆっくりゆすって汚れを落とします。洗濯バサミなどで吊るし、通気性のよい場所で陰干しをします。
【洗濯バサミでの吊るし方】
・アルバムの応急処置
写真を無理にはがすと画像が消えてしまう可能性があります。そのまま乾かすと、時間と共に画像の劣化が進みます。より良い画像を求めるのであれば、デジタルカメラ等で直接アルバムを撮影します。
【水に濡れたアルバム】
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人吉市教育委員会 文化課
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