令和2年7月豪雨災害からの未来型復興を目指し、「人吉市スマートシティ推進計画」策定に向けたアイデアソン(「アイデア」+「マラソン」を掛け合わせた造語で、新しいアイデアを生み出すために行われるイベント)を開催しました。
同計画では、市民の関心が高い「防災、観光、医療・健康・子育て、移動・交通、教育、支払い」分野について、重点的に取り組む予定で、アイデアソンでは関連する部署の市職員が集まり、各分野での課題を整理。その後、人吉市まち・ひと・しごと総合交流館「くまりば」に入居する企業の専門家にプロボノ支援としてボランティアで加わってもらい、デジタル技術を使いどう解決できるかアドバイスをもらった上で、改めて課題と解決方法をまとめ発表を行いました。
各分野の課題として「国保医療費の増大」や「公共交通機関の停留所が遠い、少ない」などがあがり、「健康増進のために、歩数に応じて、”きじうまコイン”などのポイントを付与する」や「移動データの分析のために、データを可視化した分布図を作成する」などの解決方法がでました。
今回あげられたアイデアは同計画等への反映に向け、今後検討していく予定です。
プロボノ支援を行っていただいた「くまりば」入居企業
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株式会社システムフォレスト(代表取締役 富山 孝治様)
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株式会社フィノバレー(代表取締役社長 川田 修平様)
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株式会社レッジ(代表取締役 小瀧 健太様、執行役員 箕部 和也様)
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EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(公共・社会インフラセクター マネージャー 市川 庸彦様、同シニアコンサルタント 金川 俊介様)
運営支援
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株式会社ウフル
(注1)プロボノとは・・・社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を生かして取り組むボランティア活動のこと。今回のアイデアソンでは、くまりば入居企業の皆さまに無償でご協力いただきました。誠にありがとうございました。
(下記写真について)発表されたアイデアにアドバイスをされる株式会社システムフォレストの富山氏
(下記写真について)学校教育課・社会教育課と課題解決に向け話し合う株式会社フィノバレーの川田氏
(下記写真について)アイデアソンの様子