人吉市内で、外来生物「メリケントキンソウ」が確認されています。メリケントキンソウの実にはトゲがあるため、肌を怪我したり靴に刺さったりする恐れがあるため注意が必要です。
メリケントキンソウ(出典:熊本県)
メリケントキンソウとは
南アメリカ原産の外来生物であり、県内各地の公園や空き地、芝生、運動場などの明るい場所に生育しています。
4月から5月頃に開花し、5月から6月頃に実をつけます。
実には2ミリメートルほどのトゲがあり、このトゲが肌に刺さりケガをするおそれがあります。また、実はバラバラになりやすく、靴の裏に刺さるなどして分布が広がります。
実についているトゲ(出典:熊本県)
注意点
トゲが出る5月から6月頃は特に危険です。芝生や草むらでは裸足で歩かない、地べたに直接座らないなどの注意が必要です。また、ペットの散歩の際も注意が必要です。
結実した様子(出典:熊本県)
メリケントキンソウの駆除方法
一年生植物(発芽してから1年以内に開花・結実し、種子を残して枯れる植物)であるため、駆除は開花時期前(3月頃)が最も効果的です。
駆除には、刈り払い機での駆除、除草剤の散布等がありますが、結実前(4月末まで)であれば手で取ることも可能です。
詳しい情報は、熊本県のホームページをご確認ください。